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 Q&A

治療を受けたあとになってわいてくる不安。

歯科医院に対する素朴な疑問。

先生には面と向かって聞きにくい、

でもどうしても気になる!!!

そんな本音の質問にお答えします。

Q 子供用歯磨き剤の減る量が「どうも速いな」と思ったら甘い歯磨き剤を、こっそりなめていたんですけど、フッ素の取りすぎは体に良くないですよね?

Aフッ素(フッ化物)の摂取には年齢ごとに上限量があり、それを超えていなければ問題ありません。

ただ、フッ素の使用については、大人が管理する必要があります。

 

解説

まずはご理解いただきたいことが2つあります。1つはフッ素の応用は、虫歯予防の方法でもっとも強いエビデンス(科学的根拠)があると認められていることです。フッ素配合の歯みがき剤の使用はその一つで、とても重要な虫歯予防です。歯が生えたての乳幼児から高齢者まで、すべてのライフステージで使用しなければなりません。

 次に、フッ素はフッ素は世界保健機関(Who)をはじめ多くの機関が「栄養素」と認めていることです。

フッ素はほとんどの食物に含まれ自然界に普通に存在するもので、人口的に作られた物質ではありません。栄養素などで塩分と同じように、不足しても過剰に摂取しても健康上の問題を引き起こします。フッ素の適正な摂取量(目安量)は、1日につき体重1㎏あたり0,05㎎以上、上限量は0,1mg以下とされています。3歳~5歳の平均体重では、1日の適正摂取量は、0,8mg以上上限量は1,6mg以下となります。

 さて、フッ素配合の歯みがき剤ですが、まず年齢に応じて適切な量で使用することが大切です。例えば3歳~5歳だと、歯磨き剤をチューブから5mmの長さに取るとフッ素の含有量は0,25mgとなります。ある研究では食事などで1日0,3mgのフッ素を摂取しているということですから、歯磨きを1日2回するとして、歯磨き剤のフッ素をそのまま加えたとしても、摂取量は0,8mgとなります。

これでもまだ適正摂取の目安量ですので、適切な使用料の歯磨き剤なら、全部飲んでしまっても問題はありません。

しかし、歯磨き剤は飲み込むことを前提としていませんので、3歳以降に練習をして、可能な限り吐き出すようにします。なお、歯磨き直後のすすぎは、フッ素の効果を弱くするので少ないほうがよいでしょう。

 質問にある「歯磨き剤をこっそりなめている」というのは大きな問題です。それは歯磨き剤の摂取量が管理されていないからです。量が分からないと、大丈夫か危険かは判断できないので、大人が子供の手の届かないところに保管用しなくてはいけません。

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