むし歯の治療と予防

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むし歯はごく初期の段階を除き、放っておいても自然治癒しません。治療して進行を止めないとどんどん悪化し、歯を失うことにつながるのです。永久歯は親知らずを除いて28本あり、すべての歯でバランスを取って機能するので、もし、歯を1本でも失うと、バランスがくずれ、お口全体の健康がおびやかされかねません。

そうならないように、「痛む・しみる」などの症状に気づいたら、できるだけ早く「博多サルース こども・おとな歯科」にご相談ください。博多駅からすぐ近くで、平日も土曜も祝日も診療するご家族そろって通える歯医者です。

むし歯の原因

むし歯の原因

むし歯のメカニズムは、まず、お口の中に残る「食べかす」に含まれる糖分をむし歯の原因菌がエサにして分解し、ネバネバ成分を出し、歯に付着します。そしてそこでも糖分をエサにして「酸」を出し、その「酸」が歯を溶かすのです。人によってむし歯になりやすい人とそうでない人がいるのは、歯質の「酸」に対する抵抗力の違いで、それはお口の自浄作用がある唾液の量や成分と関係します。

そのため、「糖分」と「むし歯の原因菌」が長い時間口腔内に共存し、さらに歯質が「酸」に弱いとむし歯が発症し進行するのです。ここまで分かっているので、むし歯にならないようにするポイントの一つは、飲食をしたら早めに汚れを落とすことです。また毎日の歯みがきで歯垢(プラーク)などの汚れをできるだけ落とすことも欠かせません。

むし歯の進行段階と治療方法

ごく初期のむし歯
【CO】

ごく初期のむし歯【CO】

【症状】
歯の表面を覆うエナメル質の成分が溶け出し始めた状態で「脱灰」といいます。歯が白く濁って見えます。痛みなどの自覚症状はまだありません。
【おもな治療法】
歯に付着する汚れを落とすことが基本です。そのため、歯の状態に合わせた歯みがき指導を行います。またこの段階は、フッ素塗布によって歯の石灰化を促せば、治癒が期待できます。

エナメル質のむし歯
【C1】

エナメル質のむし歯【C1】

【症状】
エナメル質がさらに溶け、黒ずみ、穴があきます。冷たい物がしみることがあります。
【おもな治療法】
むし歯の原因菌に汚染された歯質を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて補います。

象牙質のむし歯
【C2】

象牙質のむし歯【C2】

【症状】
エナメル質の内側の象牙質にまで汚染が進んだ状態です。冷たい物がしみる、痛みを感じるなどの症状があらわれます。
【おもな治療法】
むし歯部分を削り取り、詰め物を装着して失った歯質を補います。

神経に達したむし歯
【C3】

神経に達したむし歯【C3】

【症状】
歯の奥の神経にまで汚染が進んだ状態です。何もしなくてもズキズキ激しく痛みます。
【おもな治療法】
残っている歯質や歯根を残すために、歯の神経の治療「根管(こんかん)治療」を行います。そして土台をつくり被せ物をして歯の機能回復をはかります。

歯根に達したむし歯
【C4】

歯根に達したむし歯【C4】

【症状】
歯の上の部分(歯冠)のほとんどが溶かされた状態です。歯の中の神経が死んでしまうと痛みはいったんなくなりますが、歯根の先に膿がたまるとふたたび激しく痛みます。
【おもな治療法】
ここまで悪化するとほとんどの場合、抜歯が選択されます。そのあとは、ブリッジ・入れ歯・インプラント治療から選んで歯の機能回復をはかります。

むし歯にならないために

間食は時間と回数を決めましょう

間食は時間と回数を決めましょう

お口の中は飲食のたびに「酸性」に傾き、歯は「脱灰」を起こします。しかし時間の経過とともに唾液の作用で「中性」に戻り、歯は「再石灰化」します。お口の中は、この「脱灰」と「再石灰化」をくり返していますが、そのバランスがくずれて「再石灰化」が追いつかないと、むし歯が進行するのです。そのため、「中性」の状態の口腔内環境を長く保つことがむし歯予防につながりますので、「ダラダラ食べる」習慣を改め、食事や間食の時間と回数を決めて、規則正しく生活しましょう。

よく噛んで食べましょう

よく噛んで食べましょう

お口の中が乾くとむし歯の原因菌が繁殖しやすくなり、むし歯が発症、進行しやすくなります。しかし、よく噛むと唾液がたくさん分泌されお口の中が潤います。唾液にはお口の自浄作用の働きがあるので、汚れを流すだけでなく、「酸性」に傾いた口腔内環境を「中性」に戻すように作用するのです。

寝る前に丁寧に歯みがきをしましょう

寝る前に丁寧に歯みがきをしましょう

睡眠時は、唾液の分泌量が低下しますので、むし歯が発症しやすい時間帯です。そのため、むし歯予防のためには就寝前の歯みがきを丁寧に行うことが大切です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを活用して、お口の中の汚れをしっかり落としましょう。

重度のむし歯を抜かずに治す~根管治療~

歯の神経にまで達した重度のむし歯は、そのままでは抜歯を余儀なくされます。大切な歯をできるだけ抜かずに残すように行うのが「根管治療」です。根管とは歯の神経が入っている細い管で、その中のむし歯の原因菌に汚染された神経や血管を除去し、汚染歯質を取り除いて、根管内部をきれいに消毒して、薬剤を詰めて密閉する処置を「根管治療」といいます。そしてその上に、土台を装着して、被せ物をして歯の機能回復をはかるのです。

根管治療は精密さが要求されます。それは根管内に少しでも細菌を残してしまうと、再発リスクを負うからです。根管は直径1mmに満たないほど細いうえ、枝分かれしていて複雑な形状です。その中から汚染物質をすっかり取り除かなければならないので、一つ一つの処置を丁寧に行い、細菌を残さないで歯根内をすきまなく薬剤で満たし、密閉しなければなりません。そこで当院では通常のステンレス製よりも弾性が高く、根管の形状にフィットしやすい「ニッケルチタンファイル(NiTiファイル)を採用し、根管拡大形成を行います。

博多駅から徒歩2分でお子さん連れでもベビーカーを引いても通える歯医者「博多サルース こども・おとな歯科」は、平日の診療受付時間が19時までなので、仕事帰りにも通えるうえ、土・日・祝も診療するので、ご家族そろってご来院いただけます。WEBにより24時間、いつでも診療のご予約を承ります。お口まわりのお悩みがある方は何でもお気軽にご相談ください。

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    博多駅「筑紫口」出口より徒歩2分
    筑紫通訪問に歩き、ヨドバシカメラを過ぎたところにあります。

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