歯医者さんが治療に手前と時間をかけるわけ~かぶせ物編~ blog
通院が数回におよぶ歯の治療では、
「いつになったら治療が終わるの?」「また調整?」「毎回何やっているの?」などと不安に思うかたもいるかもしれません。
しかし、快適なお口で長く過ごしてもらうために、歯科医院では、必要な手間と時間をかけて治療をしています。
ひとりひとりお口の状態は違いますから、お口のなかの状態を調べるところから始まり、患者さんそれぞれに合わせたやり方でで健康な状態を取り戻していきます。
まさにそれは、超オーダーメイド治療。
では、その工程と歯医者さんのこだわりを見てみましょう。今回「かぶせ物の治療」です。
かぶせ物治療が受けられる歯は、「根がある歯」です。
かぶせ物の治療は、むし歯を削ったり、神経の治療をした後に受ける場合がほとんどですが、見た目を改善する目的で、治療される方もいます。
一方、歯の根を失っっている場合では、受けられず、インプラントやブリッジ、入れ歯などほかの治療法を選択することになります。かぶせ物の治療は、歯の根があることが大前提です。
患者さんだけの超オーダーメイド治療。だから時間も手間もかかります。
かぶせ物治療開始から終了までのロードマップ
1・検診・診断・治療計画
・問診・視診・触診・レントゲン撮影
・型取り(スタディモデル)
・歯周基本検査
2・むし歯・歯の根・歯周病などの治療
虫歯があったり根の中や歯ぐきに炎症があると、かぶせ物の治療ができません。まずは虫歯や歯の根、歯周病などの治療をします。
3・土台作りまたは歯の形態の調整
かぶせ物を入れるために、形を整えます。神経がない場合は、歯の内部に支柱を入れ土台を作ります。
4・仮歯の作成・装着
かぶせ物が出来上がるまでは、歯のない部分には仮歯をつけて生活していただきます。仮歯は上記「2」の工程で作ることもあります。
5・仮歯の調整
仮歯を使って歯磨きをしやすい形態を探したり、噛み合わせを調整をします。場合によっては、より精度の高い仮歯を作ることもあります。
6・かぶせ物の材料選択
患者さんの歯に合った材料を決めます。ご希望もうかがいながら進めていきます。
7・歯ぐきの圧排または型取り
歯の型取りの前段階として「歯ぐきの圧排」と呼ばれる処置をする場合があります。白いかぶせ物を作る時はこの時点で色を決めます。
8・噛み合わせの記録
シリコンやワックスを噛んでいただきます。
※歯医者さんによって前後することもあります。
9・歯科技工士による模型の製作
型をもとに歯科技工士が模型を作ります。
10・歯科技工士によるかぶせ物の製作
模型上で歯科技工士がかぶせ物をつくります。
11・お口に装着(仮着)
※仮着はせず、saisyokara本着することもあります。
12・お口に装着(本着)
かみ合わせや歯磨きのしやすさ、見た目に問題がなければより強力な装着剤でかぶせ物を装着します。
13・ゴール=定期管理のスタート
本日はかぶせ物の治療開始から終了まででした!
※歯科医院によっては多少変わることがありますのでご了承ください。
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