ブログ

  • TOP    >    
  • ブログ > 
  • 教えて歯医者さん!!!

blog

Question

 あ、歯医者さんから定期健診のお知らせのハガキが来てる。

前に行った時から半年だからそろそろだったわね。

でも私、今妊娠してるんだけど妊娠中に歯医者さんを受診しても大丈夫なのかな

(女性・20代)

妊娠の方から「歯の治療ができるでしょうか?」と聞かれることがよくあります。そんな時、私たちは「大丈夫です」とお答えしています。生まれて最初に生えてくる歯は、生後6ヵ月ごろに生える下の前歯。離乳食を開始する合図の一つにもなります。そういった赤ちゃんの歯の育ちを見守り、妊娠中そして出産後の母子の健康と命を守るために役立つのが「母子手帳」です。 

 聞いてみると、最初の方に「妊娠中と産後の歯の状態」という、妊娠中や産後に受けた歯科健診の結果を記載するページがあります。そこには「虫歯や歯周病の病気は妊娠中に悪く成りやすいものです。歯周病は早産等の原因となることがあるので注意し、歯科医師に相談しましょう」と書かれています。これは「妊娠の方とおなかの赤ちゃんのためには、歯の健康を維持することが大切ですよ」というメッセージです。

 歯周病は、そうざんや低体重児出産のリスクを高めるとされています。日本人の8割、25~35歳のかたではおよそ6割が歯周病だと言われます。進行するまで気づきにくいことから「silent disease」と呼ばれ、歯科検診ではじめて指摘されるかたも少なくありません。

 予防には、お口のケアの基本である丁寧な歯磨きに加えて、歯科医院での専門的なクリー二ングがとても効果的です。

 妊娠するとお口の中に変化が見られます。これは女性ホルモンの分泌増加によるもので、歯茎から出血しやすくなる、お口のなかがネバネバする、口臭が気になるなどがよく聞かれます。つわりで歯磨きがしにくかったり、間食が増えたり、酸味のあるものを食べたくなるせいで、虫歯にもなりやすくなります。

 定期検診では、このようなときにどうしたら良いかを教えてもらえます。歯みがきがしっかりできない方には、小さめの歯ブラシを使った上手な磨き方を、酸味のある食べ物をよく口にするかたには、食後のうがいでリスクを減らすことなどをていあんさせていただきます。

 また、歯科治療が必要になった際に心配になるのが、レントゲン(エックス線写真)撮影や麻酔、処方される薬剤だと思います。

 レントゲンは防護服を着て撮影すれば、その放射線量は、年間の自然被爆量(ふつうに生活していて受ける放射線の量)の100分の1以下といわれています。最近のデンタルレントゲンではさらに、放射線が抑えられているので、必要以上に心配することはありません。

 歯科でつかわれる麻酔については、局所麻酔ならお腹の赤ちゃんへの危険性はほとんどないことが報告されています。痛みはストレスとなりますので、麻酔が必要な治療なら、歯科医師と相談して納得されたうえで麻酔をしてもらいましょう。薬剤についても、妊娠中や授乳中にも服薬が可能なものを処方いたします。

 ぜひ定期検診を受けて、健康な歯とお口、健やかな気持ちで出産を迎えてください。ママやパパのお口の健康は、生まれてくる赤ちゃんの虫歯予防にも繋がります。

--------------------------------------------------------
医療法人 八八会
博多駅すぐの家族で通える歯医者さん
博多サルース こども・おとな歯科
住所:〒812-0013
福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目5-37 博多ニッコービル7F
電話:092-984-5558
-----------------------------------------------------------

ACCESSACCESS

アクセス

  • 電車でお越しの方

    博多駅「筑紫口」出口より徒歩2分
    筑紫通訪問に歩き、ヨドバシカメラを過ぎたところにあります。

  • 車でお越しの方

    併設の駐車場のご用意はありませんので、お近くのコインパーキングをご利用ください。