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神経の生き死にどう判断する?

Q歯の神経(歯髄)が生きているか死んでいるかを調べるとき、どんな検査する?

1歯をたたく

冷やす

電気ショック

歯髄の生死診断の流れ

①一般的な診察と検査

・問診・視診

・触診・レントゲンなど

②歯髄の検査

・打診・温度診

・電気診など

③診断

歯髄ならではの検査があります。

 歯の根のむし歯の痛みには2種類あり、そのうちのひとつが「歯の神経(歯髄)が死んでいく時の強い痛み」だということを前回のお話ししました。では、歯髄が死んでいるか、それともまだ生きているのかは、どうやって調べるのでしょう。

 「歯が痛くてたまらない」と患者さんが歯医者さんにやってきたとき、歯髄の生死を診断するために、歯科ではさまざまな検査をします。痛みがあるといっても、むし歯、(=細菌感染)が歯髄に達していなかったり、実はむし歯ではなく歯の周りの痛み(歯ぐきやあごの筋肉の痛み)であることも多いからです。

歯の根の治療を進めるうえで、歯髄がどのような状態にあるのかを把握することは非常に重要です。

 どんな検査をするのかを↑にまとめました。ほかの治療でもおなじみの問診や視診、触診、レントゲン(エックス線写真)検査のほか、歯髄の検査でユニークなのは打診痛の有・無や温度刺激、電気刺激への反応を調べることです。問診では、自発痛や咬合痛について伺います。

 「何もしなくても痛む」というのが自発痛。「噛んだ時に痛む」というのが咬合痛です。「嚙んだり食べたりしない時でも痛みありますか」とお聞きしたり、割りばしやロールワッテなどを噛んでもらって、痛むかどうか調べます。

 レントゲン検査では、歯の根の先に膿が溜まっているかは5割程度の検出率で分かりますが、歯髄の状態は写りません。写ったむし歯の大きさから歯髄の生死を推察することはできるものの、参考程度にとどまります。

 歯をたたいたときの反応を診ます。

 打診では、たたいたときの反応を診ます。痛みのある歯を、ピンセットの後端などでコツコツとたたきます。その歯と反対側にある、痛くないほうの歯もたたいて、痛みに程度を比較します。

 たたいていたかったら、「歯髄が死んでいる可能性がある」と考えられます。たたいて反応を診るというのは、ひざをゴムのハンマーでたたく脚気の検査と似てますね。

 打診痛の検査

ピンセットの後端などで歯をたたいて痛みの程度を診ます。

症状のない反対側の歯もたたき、痛みを比較します。

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