においのもとはどこにある? blog
においのもとはどこにある?
口臭の原因はお口のなかにあります。
よくある歯科的な要因をご紹介しましょう!
溜まったプラーク
・歯に付着したプラーク(歯垢)は細菌の塊です。
たった数グラムのプラークに何億もの細菌がいるといわれます。
・プラークはお口に長くあるほど硬くなっていき、歯ブラシで落ちにくくなります。そしてやがては歯石になります。長く残って熟成したプラークは、のいのもと(おもに硫化水素)となります。
・歯と歯の間や、歯と歯茎の境目にもプラークは溜まります。ここにたまったプラークは、隣接面むし歯や歯周病の原因になります。
・人工物である被せ物のまわりにもプラークは、付着し、放置しているとにおいのもとになります。
穴の開いたむし歯
・虫歯になって穴の開いたところは、食べかすやプラークが溜りやすい場所です。そのままにしていると、むし歯が進行しやすいだけでなく、においのもと(おもに硫化水素)にもなります。
・重度な虫歯も口臭が出やすいです。
☆痛みがないからと、むし歯を放置するのはよくありませんよ!
歯周病
・歯周病は痛みや違和感がなく進行していくので、気付かないうちに重症化しやすいです。何もしていないのに歯ぐきから出血するというのは非常に危険なサインです。
・歯周病菌のなかでも病原性の強いPg菌が出す口臭物質がメチルメルカプタンです。歯周病になっている認識がないために、気付かぬうちに不快な口臭が発生していることも多いです。いわば歯周ポケットの中にガス工場があるようなものです。
深い歯周ポケット
・歯の根が歯茎の内部で割れてしまい(歯根破折)、局所的に深い歯周ポケットができることがあります。そうした歯周ポケットには、どうしてもハブラシはア届きません。プラークや歯石がだんだんと蓄積されていき、強いにおいのもとになりやすいです。
舌苔
・舌苔とは、舌の表面に堆積した汚れのことです。舌には細かな突起(舌乳頭)が無数にあり、そのすき間にはがれ落ちたお口の粘膜や唾液の成分、食べかすなどが堆積したもので、白色や薄黄色をしています。
・誰しもうっすら舌苔はあるものですが、厚く堆積すると細菌の温床となり、不快な口臭のもと(おもに硫化水素)となります。
汚れた入れ歯
・入れ歯にもプラークや歯石はつきます。ですから、しっかり磨けていない入れ歯=プラーク(デンチャープラーク)が付着した入れ歯も不快な口臭のもと(おもに硫化水素)となります。
・人工歯だけでなく、歯ぐきと接するピンクの床の細かな傷にもプラークは付着します。古くなった入れ歯は傷がついているぶん、汚れやすいともいえます。
・ちなみに、金属の床とプラスチックの床では、金属(自費治療)のほうがプラークが付きにくいです。
つけっぱなしの仮歯
・長くつけっぱなしの仮歯も、においのもと(おもに硫化水素)になります。
・仮歯は本来、本来の被せ物ができあがるまでのあいだ、仮の歯として使っていただくためのものです。しかし、仮の歯を入れたら痛みがなくなった、噛めるようになったからとそのまま使われているかたもときどきいます。
・仮歯は長時間の使用を想定していないため、長くお口にあるうちに、表面のプラスチックが傷ついたり、被せた歯とのあいだにすき間が空いたりしていきます。すると、傷ついた表面にプラークが付着したり、すき間にプラークが入りやすくなります。仮歯を外したら、内部にプラークがびっしりということも……。
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