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  • 教えて!歯医者さんパート2

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 治療を受けた後になってわいてくる不安。

 歯科医院に対する素朴な疑問。

先生には面と向かって聞きにくい。

でもどうしても気になる。

そんな本音の質問にお答えします。

Question

 この前歯医者さんで、虫歯になりやすくなっていると言われました。

最近は歯周病のことばかりで、むし歯には縁がなかったのに……。

どうして今になってむし歯になりやすくなっているのでしょうか?

Ansner

年齢を重ね、とくに歯周病によって歯ぐきがやせると、

歯の根(歯根)の表面が露出します。

歯根面は歯の頭の部分(歯冠)よりむし歯になりやすいのです。

高齢になると歯根面のむし歯にも十分注意しなければなりません。

解説

 高齢者は歯の根のむし歯にご注意を!!

 虫歯と言うと、歯の頭の部分(歯冠)に発生するものを思い浮かべるかもしれませんが、歯の根の表面(歯根面)にも発生し、とくに高齢になってからの歯根面のむし歯(根面う蝕)が問題となります。歯根面は、虫歯菌が作る酸への抵抗性が歯冠部よりも低いため、むし歯になりやすいのです。歯茎のやせは加齢によって生理的にも起こりますが、歯周病にかかると歯茎がやせて歯根面が顕著に露出するので、むし歯になるリスクが高まります。

 唾液量の減少も影響

 唾液は、歯と歯の間に残った食べかすを洗い流してくれるなど、健康なお口の状態を維持するのに重要です。高齢になると唾液分泌機能がある程度低下しますが、糖尿病や自己免疫疾患(シェーグレン症候群、慢性関節リウマチなど)を患っていたり、頭頸部の腫瘍に対する放射線治療を受けている場合などは唾液量が減少します。また、日常的に服用する治療薬の副作用として、唾液分泌量の低下がもたされることもあります。降圧剤や抗うつ薬、抗不安薬、抗ヒスタミン薬などを服用していて、起床時にお口が乾燥していると感じる方はご注意が必要です。

 フッ素の使用が有効

 むし歯予防にフッ素(フッ素化物)が有効であることはよく知られていますが、実は歯根面のむし歯の予防や進行仰制にも役立ちます。フッ素洗口液」の毎日の使用や、歯医者さんで定期的にフッ素を歯に塗ってもらうことによって、歯根面のむし歯の発生リストを下げられることがわかっています。また、毎日の歯磨き時にフッ素配合歯磨き剤を使い、フッ素洗口液を使用すると、初期の歯根面のむし歯であればその進行を食い止めることができます。

 歯周病だけでなく、歯根面のむし歯のチェックや予防処置・指導も歯医者さんで定期的に受けることをおすすめします!!!

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医療法人 八八会
博多駅すぐの家族で通える歯医者さん
博多サルース こども・おとな歯科
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