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  • 抜歯をすすめるその理由は

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親知らずとはいえ噛み合わせを支える大事な歯。その大事な歯を抜くのを歯医者さんがすすめるのには、それだけの理由があるのです。

 

Question

かかりつけの歯医者さんに行くたびに、「○○さんの親知らず、抜いた方がいいのですが・・・」

と言われます。でも私、別に不便を感じていないのよね。

本当に抜く必要あるのかしら?

 

Answer

歯医者さんが親知らずの抜歯を進める場合、患者さんに自覚はなくとも

「その歯がいま見えないところで悪さをしている」、あるいは

「将来的に悪さをする可能性が高い」と考えられます。

決して不要な抜歯をすすめているわけではないのです。

 

なぜ親知らずの抜歯をすすめるの??

永久歯の中で最後に生えてくる親知らず。

まっすぐ生えているなら問題はありません。ですが、現代は顎が小さく狭くなって、親知らずが半ば埋もれたいる(半埋伏)人や、傾いて生えている人が多くなっています。

そうした咀嚼の機能を果たさない親知らずは、むし歯の原因になったり歯ぐきに炎症を起こしたり、歯並びに影響するだけでなく、全身の健康にもかかわってきます。救急指定病院の歯科口腔外科で約30年間務めてきた先生は、親知らずが原因で悲惨な状態になった患者さんを1000人以上診てきたそうです。

だからこそ、歯医者さんが親知らずの抜歯をすすめるのには、それだけのわけがあるとお伝えしたい。いま現在、痛みや異常はなくても、将来的に親知らずが悪さする可能性を見越して、患者さんの将来的な健康を考えてご提案しているのです。

 

抜いた方がいい親知らず

どんな親知らずは抜いた方がいいのか、代表的なパターンをご紹介します!

①隣の歯をむし歯にしている

親知らずが斜めに生えていて、手前に歯とぶつかったところをむし歯にしてしまいます。親知らずとぶつかっているところは食べかすが挟まりやすく、歯ブラシも届かないためむし歯になるリスクが非常に高いです。もちろん、ぶつかっているところは親知らず自体もむし歯になりやすいです。

虫歯治療をしても、親知らずがぶつかっている限りはむし歯になりやすいです。つまり、親知らずを抜かない限りむし歯が再発します。

②歯並びに悪影響を与えている

横に倒れて生えた親知らずが、横の歯(第二大臼歯)の側面にぶつかる。あごに親知らずが生えてくるスペースがないために起こります。

押された歯が隣の歯を押して、その歯がまた隣の歯を押して・・・・と、将来的に歯並びを悪くする可能性があります。

③隣の歯の根を失わせている

横に倒れて生えた親知らずが隣の歯(第二大臼歯)の根にぶつかり、根の部分的な喪失(吸収)を起こしてしまいます。

根がなくなってしまった歯は、残すことがまず不可能になります。根の吸収が少ないうちなら、親知らずを抜けば第二大臼歯を残せます。

患者さんには自覚症状がないことがほとんど。あごの骨の中で起きているので、歯茎の上からは見えません。レントゲンを撮ってはじめてわかります。

④歯ぐきに炎症を起こしている

親知らずが完全に歯ぐきの中に埋まっておらず、部分的に顔を出している状態を「半埋伏」といいます。

中途半端に顔を出した歯と歯茎のすき間は、深い歯周ポケットができているのと同じ状況。そのため、内部にプラーク(細菌のかたまり)が溜まり、炎症が起きて腫れたり出血しやすいです。

抗菌薬で炎症が治まっても一時的なものです。原因となる親知らずを抜かない限り、炎症が再発します。

 

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