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  • 前歯が突然落ちてきた

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のどかな小春日和の朝、美穂さんを襲ったとんでもない事態。

それは歯科治療を巡る怒涛の日々の幕開けだった⁉

 異常がなかったのは、安心していますよね。でもそれで安心しないでほしいのです。

 むし歯や歯周病は、毎日の適切な歯磨きや食生活などで予防できる疾患。問題がなかったのならば、子ども自身の力で守れたことを、ぜひほめてあげてください。

 さらに、「今後は何に注意したらいいだろうか?」とご家庭で考えてみてください。そういったことが、‘‘健康は自分で守るもの‘‘という意識づけにつながります。そして健康な状態だったとしても歯科受診は大切です。

 いったんむし歯になると、元に戻すことはできないですし、放置すれば症状が進んでしまうこともあります。歯科医院を定期的に受診していれば、異変のサインを早期にみつけ対応できます。

 ですのでおこさんには「歯医者さんに行ってよかったね。学校の健診で問題がなかったことを、次回、先生や歯科衛生士さんに伝えようね」などと言って受診してもらえると、私たち歯科医療者も嬉しいです。

 かりつけ歯医者さんで問題を指摘されていないのに、学校歯科健康診断で問題を指摘されることもあれば、またその逆もあるようです。結果に違いがあったとしても、学校歯科健康診断の結果についてかかりつけ歯医者さんに相談するとよいでしょう。

 学校歯科健康診断は、制限された環境で行われています。お口に入れる器具やみていく順番も決まっており、そもそも目で見る検査(視診)しかおこなっていません。一方、歯医者さんでは、お口の中が見えやすい環境で視診を行うほか、器具や指で歯や歯ぐきを触ることができ(触診)、レントゲン検査によって視診では見えない部分を見ることもできます。行われている環境も設備も異なるのです。

 学校歯科健康診断はあくまでもスクリーニングです。

つまり、3つの区分=「健康」「定期的な観察が必要」「歯医者さんによる診断が必要」への‘‘ふるい分け‘‘です。確定の場合ではないので、結果がことなることもあります。

        学校歯科健康診断の流れ

 1保険調査票でお子さんの状態や問題点を確認します。

  保険調査票とは、お子さんの現在の状態や気になる点、お口の健康に関する知識などを把握するための調査票のことです。学校歯科健康診断が行われる前にご家庭で記入いただきます。

 2口を閉じて姿勢を正して座らせ、あご・顔面・口の状態をみます。

 姿勢や唇口角なども見ています。

 3顎関節部に指をあて、口を開閉させ、あごの状態を確認します。

 顎に痛みがないか、スムーズに動くか、音がしたりしないかみています。

 4口を開閉させて、歯並び・噛み合わせの状態を確認します。

 出っ歯(上顎・下顎)や歯並びの乱れ、左右の前歯が離れている、上下の前歯が噛み合っていないかなどをみています。

 5上下の歯を噛み合わせた状態で、前歯の歯垢の付着を確認します。

 歯垢はむし歯や歯周病の原因です。歯面にどのぐらいの量の歯垢がついているか、みています。

 6上下の歯をかみ合わせた状態で、前歯の歯ぐきの状態を確認します。

  歯ぐきが赤くなっていないか、腫れていないか、出血はないかなどを確認します。歯石の有無も見ていきます。

 7口を開けて歯の状態の確認します。

 奥歯の嚙み合う部分にある溝や、歯の表面(外側・内側)歯と歯の間を見て、co(要観察歯)や虫歯、着色がないか確認します。歯の数や失った歯、処置した歯なども見ていきます。

 8上記の一連の流れの中で、歯だけでなく粘膜なども確認していきます。

 9子供がかけている問題や相談があれば、それに応じます。

 

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医療法人 八八会
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博多サルース こども・おとな歯科
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